【コラム】どうしてこうなった!? シーロム&タニヤ

反独裁民主同盟(UDD)のバンコクでのデモのさなか、危険なエリアとして伝えられた「サラデーン」交差点。ラマ4世通りとシーロム、ラーチャダムリーが 交差する場所では確かに激しい戦闘もありましたが、そこから南に100メートルほど下ったBTSサラデーン駅周辺、さらにそこから延びるタニヤ通りなどは、一気に客足が遠のいた雰囲気がありました。
 確かに4月22日 の夜にはBTSサラデーン駅にM79が打ち込まれ死者やけが人が出る騒ぎとなり、その後もサラデーン交差点はUDDと黄色ないしその他の色グループ、軍や警察などを巻き込んだ緊張した状態が続きました。

当のタニヤやスラウォン、そしてサラデーン駅以南はというと、軍や警察の厳重な警備のもと治安が維持されていました。周囲で働くビジネスマンやお店の経営者の方々が軍や警察に差し入れして歓談する姿を目にすることができました。
個人的には「UDDに占拠されるよりも、軍や警察がものものしくも常駐してくれたほうがよっぽど安心」と思っていたほどです。

その後ご存知の通り、5月19日に事態は大きく動きUDDの一時解散、サイアムやセントラルワールドの火災、夜間外出禁止令の発令など一生で何度も経験できないような出来事を経て一応の平穏を取り戻し、今日があります。

平穏とはいえ何かが足りない……。そう、外国人観光客の姿がめっきり減ってしまいました。旅行代理店を営む弊社を含め、みなジリ貧の状態でなんとか腹ばい飛行で過ごす日々。スタンプラリーや旅行者向けのプロモーションには「あの活気あるシーロム・タニヤをもう一度!」という切実な思いが込められています。

月に一度、週に一度でもいいので「こっち側」にも足を運んでみてください。お客さんを待ち詫びて干からびそうなたくさんのお店が太っ腹のプロモーションを用意して、手ぐすね引いて(笑)、皆さんのお越しを待っています!







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